コラム

年収の壁 当面の対応策①

2023年9月27日に、厚生労働省から、年収の壁・支援強化パッケージが発表されました。

『人件費の補填をしてくれるのか?』と、期待された法人さんも多いのではないでしょうか。

今日は、POINT1:106万円の壁への対応への対応として出された「キャリアアップ助成金」についてです。

✔新たに被用者保険を適用するとともに、労働者の収入を増加させる取組を行う事業主に対して助成

という条件があります。つまり、すでに適用している人は、対象外のようです。この時点で、101人以上社会保険加入者がいる法人は、すでに適用拡大により社会保険適用されているかと思いますので、申請が難しそうです。

そして、助成金を活用できたとしても、残念ながら、助成金を活用のためにアップさせる給与と社会保険料の負担額をすべて補ってはくれません・・・。

☆活用イメージ
年収(基本給)が106万円の職員に、促進手当を支給して助成金を申請した場合

職員にとっては、手取りが減らずに、社保に加入できるので、良い制度だと思われます。

法人としては、いずれにしても人件費増は免れません。人材確保、定着を目的と考えて、助成金を活用するかどうか? 検討してみる必要がありそうです。

関連記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

TOP